かまぼこについて
①厳選された素材
長崎産のエソを使用
エソは甘みがある白身魚で、かまぼこに使用される魚の中で高級魚に位置するお魚です。
しかし骨が非常に多く、一般家庭に出回ることは滅多にありません。
吉開のかまぼこでは、長崎県で水揚げされた高品質なエソのみを使用しています。
北海道利尻産の昆布を使用
吉開のかまぼこでは、北海道利尻島産の利尻昆布だしを使用しております。
利尻昆布は他の昆布に比べ肉厚で柔らかく粘りととろみが強いのが特徴で、クセのない爽やかで上品なだしがとれます。
吉開のかまぼこでは、このだしをふんだんに使用し、上品かつ贅沢な味わいに仕上げています。
三河の老舗のみりんを使用
吉開のかまぼこでは、三河の老舗である甘強酒造様の「昔仕込本味醂」を使用しています。
昔仕込本味醂は二年以上貯蔵熟成されており、味・香り共にまろやかな口当たりが特徴です。粕取焼酎を使用することで独特の風味があり、すり身の臭み消しとして効果があります。
海の精の塩を使用
通常かまぼこには天日干しされた塩を使用します。吉開のかまぼこでは黒潮から生まれた伊豆大島の焼塩”海の精”を使用しています。
焼塩は非常に細かい粒ですので、すり身に入れて混ぜる際にまんべんなく混ざり、高品質なかまぼこ作りを可能にしています。
臭い・ヤニ・アクの出ないかまぼこ板を使用
吉開のかまぼこは、大分県日田市に本社を置く”高瀬丈夫商店様”のかまぼこ板を使用しています。高瀬丈夫商店様はかまぼこ板の換装技術において特許を取得されており、木の匂いやアク・ヤニ等の問題がない、高品質なかまぼこ板を提供されています。無添加だからこそ板にまでこだわり、高品質なかまぼこを提供しています。
②リン塩酸、卵白、でんぷん不使用
通常のかまぼこづくりでは、すり身の加工段階ですり身をまとまりやすくするためにリン酸塩を入れることがほとんどです。吉開のかまぼこは二次原料まで無添加にこだわり、このリン酸塩は使いません。リン酸塩以外にも卵白・でん粉等も使わないようにしております。そのため季節によって魚の質や製造時の気温や温度によって、塩を入れるタイミングやすり身の温度管理、さらに「練る」「寝かせる」「蒸す」それぞれの工程の寝かせる時間や蒸す時間の微調整を行います。
昔ながらの製法の良いところを残しつつ、新しい技術を取り入れる事への挑戦もしながらお客様に「美味しい」と喜んで頂けるよう作っています。
③こだわりの製造工程
1、練る
リン酸塩が入っていないすり身はまとまりをだすことが難しいため、温度を調整しながら身を練っていきます。
原料もここで入れていきますが、特に塩には身の温度を下げる役割もあり、入れるタイミングによって硬さを調整する非常に繊細な作業です。
2、成形
蒲鉾板に身をのせていきます。
かまぼこの身には多くの水分が含まれており、かまぼこ板は身の水分を吸収し調整する役割を担っています。
適度な空気感を残して成形する事でプリっとした食感を出します。
ムロに入れてかまぼこを寝かせます。
吉開のかまぼこはつなぎの役割を担う澱粉や卵白を使っていないため、この寝かせの工程が不可欠です。寝かせることによってかまぼこに弾力が出てきます。その日の気温やすり身の状態で微妙な時間や温度調整を行います。
4、蒸す
蒸し器で蒸していきます。
蒸し上がり直後のかまぼこで必ず中心の温度のチェックを行います。
これでかまぼこは完成です。
商品を外装しお客様の元へお届けします。